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引き際戦略

もう二度としないこと——カジノで学んだ静かな境界線

もう二度としないこと——カジノで学んだ静かな境界線

若い頃は、とにかく「できること」を増やしたくて仕方なかったんです。あれもこれも試して、少しでも上手くなりたくて。でも七十を過ぎてみると、逆でしたね。「やらないこと」を決めるほうが、よっぽど効く。

五十年以上、パチンコ台の前やマカオのテーブルに座ってきました。いい日もあれば、思い出したくない夜もある。その中で、別に頭が良くなったわけじゃないんです。ただ、自分のクセに気づいて、それを少し避けられるようになった。それだけです。

これは誰かに教えるためのものじゃありません。自分のためのメモみたいなものです。「もうこれはやらない」と決めたことの記録です。

オンラインカジノ――何が変わり、何が変わらなかったのか

オンラインカジノ――何が変わり、何が変わらなかったのか

インターネットが生活に入り始めた頃、正直なところ、これが自分をまたカジノの世界に引き戻すなんて想像もしていませんでした。

2000年代の初めの話です。
動きは遅くて、どこかぎこちない。今みたいな派手なバナーもなければ、「今だけ」みたいな煽りもほとんどない。あの頃のオンラインカジノって、まだ試作品みたいな空気がありました。

それが今はどうか。
完全にひとつの産業です。速いし、スムーズだし、引っかかるところがほとんどない。

でも、長く付き合ってきて思うのは――
見た目は変わっても、中身はあまり変わっていないということです。

若い頃は大阪・難波でパチンコを打って、マカオではバカラのテーブルに立って、今は静かな部屋で画面を見ている。
場所はバラバラなのに、不思議と感じているものは似ているんですよね。

カジノは、あなたが自分を知るよりも先に何を見抜いているのか

――正直に言うと、この話って「受け入れるまで」が一番しんどいんですよね。

プレイヤーって、だいたいこう考えがちです。
カジノは賭け金を見てる、勝ち負けを見てる、って。

それ、完全に間違いではないです。
でも…そこが核心かというと、ちょっと違うんですよ。

カジノは、あなたが自分を知るよりも先に何を見抜いているのか

私が40年間くり返してきた初心者の過ち

私が40年間くり返してきた初心者の過ち

もし、どこかで「これ、自分のことかも」と思ったなら——この文章はたぶん無駄じゃないです。

私はいま70歳。大阪・難波の川沿いを朝に少し歩いて、帰ってきたら盆栽に水をやる。夜は古いジャズ(60〜70年代ばかり)を流しながら、こうしてブログを書いています。
若いころはというと、1970年代の大阪や神戸のパチンコホールに入り浸っていました。煙のこもった小さな部屋で賭け麻雀もやっていましたし、80〜90年代にはマカオでバカラやブラックジャックのテーブルにも立っていました。
2000年代に入ってからはオンラインカジノを知って、「家にいながら回す時代か」と、少し驚いたのを覚えています。

よく「初心者がやりがちなミス」みたいな記事を見かけますよね。読むたびに、ちょっとだけ笑ってしまうんです。
別に内容が間違ってるわけじゃない。ただ、書いてる人が「自分がどうやって失敗してきたか」を、もう忘れてることが多いなと。

私は、残念ながら忘れていません。
むしろ同じこと、何十年も繰り返しました。

今日はその話です。教科書みたいな禁止事項ではなくて、単なる自分の記録です。