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感情コントロール

私が「初心者の過ち」を何度も繰り返した理由――勝敗より先に残すべき記録

私が40年間くり返してきた初心者の過ち

「同じ過ちを繰り返した」と書くと、毎回まったく同じことをしたように聞こえます。実際には、過ちはそのたびに少し姿を変えていました。

負けた日は、元に戻るまで続けたい。勝った日は、もう一度だけ確かめたい。予定の時刻を過ぎれば、ここまで来たのだから今やめるのは惜しい。理由は違って見えても、していたことはよく似ています。結果が出たあとに、結果が出る前の約束を書き換えていたのです。

賭け事とその周りの人を五十年近く見ていれば、初心者の過ちは自然に減るものだと思っていました。確かに、ルールの勘違いや単純な計算違いは、覚えれば直せます。厄介なのは、知識が足りないためではなく、自分の判断を守るために起きる過ちです。経験はそれを消すどころか、ときには言い訳の語彙を増やします。私にも、その方面の覚えは十分にあります。

麻雀で最初に学んだこと――「降りる」と「怖がる」は同じではない

最初に麻雀から学んだルール(カジノは決して教えてくれないこと)

麻雀は四人で打ちます。けれど若い頃の私の卓には、ときどき五人目がいました。

他人からどう見られるか、という気持ちです。

牌の形や点棒とは関係のないところで、そいつは口を出します。ここで退けば弱く見える。押せば腹の据わった人間に見える。誰かにそう言われたわけではありません。自分で相手の評価を想像し、自分でそれに返事をしていたのです。